南朝鮮当局の「制裁決議」支持を非難
−2017年6月8日−

 民族和解協議会(民和協)のスポークスマンは8日、南朝鮮当局が国連安全保障理事会で、でっち上げられた対朝鮮「制裁決議」を支持する茶番を演じていることと関連して朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 我々が自衛的軍事力強化措置を講じるたびに途方もなく言いがかりをつけ、国連安保理を動員して「制裁決議」だの 「声明」だの代物を乱発して息巻いているのは米国をはじめ、敵対勢力の常套の狂気である。

 最近、国連安保理で我々の新型中長距離戦略弾道ミサイル「火星12」型の試射と、相次いでおこなわれた中距離戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射に言いがかりをつける対朝鮮「制裁決議」第2356号がでっち上げられたのは、その一つの実例となる。

 国連の名を盗用した反朝鮮制裁圧殺策動は、最も厚顔無恥な二重基準の極み、主権国家にたいする野蛮な政治テロ行為であって、日々強化されるわが共和国の核の威力に戦々恐々とする米国とその追従勢力の断末魔のあがきにすぎない。

 ところが、いま、南朝鮮当局は、このような強盗さながらの「決議」をむやみに支持するだの何のと不穏当に振る舞っている。

 今回、南朝鮮当局は、外交部のスポークスマンだの何のを押し立て、国連安保理の「決議」を「北の非核化のための国際社会の断固たる意志を再確認したものと評価する」だの、国際社会とともに国連「決議」を忠実に履行し、制裁と圧力などすべての手段を活用して「北の非核化のための努力を続けていく」だのと騒ぎ立てた。

 このような醜態が、我々の核戦力強化を阻み、朝鮮を圧殺しようとする米国と敵対勢力の必死の策動に加担する許せない反民族的行為になるのは言うまでもない。

 過去に親米、事大に狂った朴槿恵一味が、我々の正当な自衛的軍事力強化措置に「挑発」だの 「脅威」だのと言いがかりをつけ、国際舞台で我々にたいする制裁と圧力共助を実現しようと血眼になって狂奔したのは周知の事実である。

 逆賊一味のそのような反民族的対決妄動がまねいたものは、北南関係を最悪の破局に追い込んで朝鮮半島の情勢を悪化させ、結局は自分ら自身の悲惨な終末を早めたことだけである。

 内外の世論は、南朝鮮当局が民間団体の「接触承認」だの何のと、あたかも北南関係改善に関心があるかのように恩着せがましく振る舞っているが、実際は「最大限の圧力と関与」という米国の対朝鮮敵視政策に追従して保守一味の対決政策をそのまま踏襲していると評している。

 事実、いま、南朝鮮で「政権」が代わったといっても、かいらい保守一味の執権時のような旧態依然とした対決騒動が狂乱的におこなわれている。

 一方では、「対話」だの 「接触」だのというが、もう一方では同族の生存権をことごとく抹殺するために血眼になって狂奔する主人と口を合わせて狂奔するのは、同族にたいする耐えがたい愚弄であり、北南関係の改善を願う全民族にたいする重大な挑戦となる。

 わが人民は、権力を握るや否や米国の原子力空母打撃群を相次いで引き入れて北侵核戦争演習を強行する一方、外部勢力にしがみついたばかりか、国連の反朝鮮「制裁決議」を支持した南朝鮮当局に込み上げる怒りを禁じ得ない。

 誰であれ、歴史の廃品と宣告された歴代保守一味の反民族的で時代錯誤な対決政策を繰り返すなら、民心の峻厳な審判で破滅した朴槿恵逆賊の群れの悲惨な轍を踏むしかない。

 既に宣明したように、米国とその手先が正しい選択をする時まで高度に精密化され、多種化されたチュチェ弾の壮快な雷鳴を多発的に、連発的に響かせて侵略者、挑発者の脳天に鉄槌をくだし、民族の尊厳と気概を高くとどろかそうとするのが、わが軍隊と人民の確固不動の信念であり、意志である。

 南朝鮮当局が北南関係の改善と朝鮮半島の平和を願うなら、外部勢力と「制裁」を合唱して同族圧殺にしがみつく愚かな行為をやめて、わが民族同士の精神に立ち返るべきであろう。

 全民族が、南朝鮮当局の表裏のある態度を鋭く注視していることをはっきりと銘記すべきである。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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