南当局は「制裁」合流で代価払うことになる
−2017年8月7日−

 朝鮮中央通信によると、民族和解協議会(民和協)は7日、全文次のようなスポークスマン声明を発表した。

 朝鮮人民の不倶戴天の敵、米帝の滅亡を宣告し、この惑星を揺るがした我々のICBMの試射の相次ぐ大成功に肝をつぶした米国が6日、極めてみすぼらしい国連の集票機を動員して、またもや対朝鮮「制裁決議」第2371号なるものをでっち上げた。

 我々の自衛的核戦力強化を何としても阻もうとする米国の強盗の要求に従ってでっち上げられた国連安全保障理事会「制裁決議」第2371号は、主権国家の自主権と生存権、発展権に対する極悪非道な蹂躙であって絶対に容認されない。

 問題は、不法、無法の犯罪文書をでっち上げた米国とそれに追従する有象無象も我々の超強力対応を恐れて緊張している時に、単なる植民地の手先にすぎないかいらいが汚らわしい口をむやみに開き、わらくずの中の子ネズミのように声を張り上げていることである。

 国連「決議」が採択されると、かいらい青瓦台の連中は先を越されやしないかと、ぬけぬけと「全会一致で迅速に決議案が採択されたことが重要である」だの、「中国とロシアが制裁に合意したことがはるかに意味がある」だのとでまかせに身の程知らずな妄言を吐いている。

 その一方、かいらい外交部の連中は、今回の「制裁決議」の採択で北の外貨収入が減少するであろうだの、核兵器開発に関する資金調達ルートを遮断するうえで実効的な意味があるだの、北に相当な打撃になるであろうだのと騒ぎ立てており、フィリピンを訪問中のかいらい外交部の康京和長官は「国連決議の成功裏の採択を評価し、感謝する」「相当に重要で実質的効果がある内容が盛り込まれている」とむやみに言い散らした。

 それでも足りず、かいらい外交部はスポークスマン論評なるものを通じて、国連「決議」第2371号の採択を歓迎するだの、北の核・ミサイル開発を絶対に容認しないという国際社会の断固たる意志を改めて宣明したものであるだのとして、北は国際社会が送る団結した警告を深刻に受け止めて無謀な挑発を即刻中断し、非核化と平和のための対話の道に速やかに出てこなければならない、「政府」は国際社会との緊密な協力のもとに国連「決議」を忠実に履行して北の根本的な非核化と朝鮮半島の恒久平和定着のための努力を続けるととんでもないたわ言をはばからず並べている。

 それこそ、同族を外部勢力に売り渡してでも主人の歓心を買おうとする天下の逆賊の群れならではの親米事大・売国の極みにほかならない。

 周知のように、我々は自衛的核戦力強化措置が、米国の絶え間ない核の威嚇と恐喝に伴った正当な選択であり、今回のICBM試射が分別を失ってつまらないラッパを吹く米国に厳重な警告を送るためであったことについて明白に宣明した。

 そして、南朝鮮当局に、我々のICBM試射に言いがかりをつけて保守「政権」の前轍を踏む愚昧な行為を続けるなら、すべてを失うことを想起させ、改心する機会も与えた。

 にもかかわらず、かいらい一味は、我々の忍耐と雅量を悪用して、いわゆる「独自制裁」を云々したばかりか、主人の米国の犯罪的な対朝鮮制裁・圧殺策動の突撃隊になる危険極まりないばくちにためらいなく出ている。

 この醜悪な振る舞いは、かいらいこそ主人の米国と結託するならするし、そうせざるを得ない哀れ極まりない米国産の犬、保守一味に少しも劣らない同族対決狂信者の群れであり、南朝鮮の各階層がこのような天下の政治屋に北南関係の改善を期待することがどんなに愚かなのかを明確に示している。

 かいらい当局は、米国の対朝鮮「制裁決議」に合流することで自分らの「対話」の繰り言が結局、心にもないうわべのたわ言であり、我々を同族としてではなく敵として相手にすることをことごとくあらわにした。

 制裁と圧力騒動によって北南関係がどうなるかは、かいらい当局がみずから判断すべきであろう。

 狂者トランプ一味が、「戦争も辞さない」と言い散らしている緊迫した情勢と、それがどのような破局的な大惨事をまねくのかについても熟考する方が良かろう。

 かいらい一味は、愚かで無分別な妄動にしがみつくなら、我々を相手にする機会を永遠に失うのはもちろん、一瞬ですべてが終わることを忘れてはならない。

 大勢の流れに逆行して後始末もできない身の程知らずな妄言を吐くほど、かいらい当局は、よりいっそう残酷で凄絶な代価を払うことになるであろう。【朝鮮通信=東京】


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