米議会と財務省の対朝鮮制裁強化を非難
−2017年4月3日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が我々にたいする制裁・圧力騒動を再び起こしたのと関連して3日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 去る3月29日、米議会下院外交委員会が「対北朝鮮取引関連制裁強化法案」と「北朝鮮テロ支援国家指定法案」「北朝鮮のICBMを糾弾する決議案」を一日の間に通過させたのに続いて31日、米財務省もいわゆる追加制裁リストを発表する茶番を演じた。

 米議会と財務省のこのような制裁妄動は、米国の侵略的な合同軍事演習でただでさえ緊張した朝鮮半島情勢を爆発前夜へと追い込む対決策動である。

 わが共和国にたいする体質的な拒否感と敵対感が骨髄にまで徹した米国の悪質な保守勢力の主導のもとに演じられた対朝鮮制裁決議採択劇は、米国と決着をつけるわが軍隊と人民の報復意志だけをさらにかたくしている。

 米国があくどく制裁騒動にしがみつくのは、我々が社会主義の旗印をおろさずに自分らの強権と専横に屈服していないからである。

 わが共和国は、半世紀以上続いてきた米国の前代未聞の極悪な制裁のなかでも東方の核強国としてそびえ立ったし、経済建設と人民生活の向上でもめざましい成果をおさめた。

 我々は今後も、自力、自彊の威力で我々のすべきことをすべておこなって世界がうらやむ社会主義強国を打ち立て、その威容を全世界にとどろかしていくであろう。

 米国がいわゆる制裁の類いで、民族の生命であり、国の宝である我々の核抑止力を奪えると考えたなら、それよりも大きな妄想はない。

 米国が一方的に圧力を加える時代は永遠に過ぎ去った。

 米国が大勢の流れを直視できず、我々の息の根を止めようと最後まで対決を鼓吹する以上、我々もこれに合わせて喜んで対応するであろう。

 わが共和国にたいする極悪で無分別な制裁劇を我々がどのような出来事で踏みつぶすのかを世界は近く見ることになるであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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