米の「超強度制裁」に断固たる行動でこたえる
−2017年7月30日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省は30日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 去る28日におこなわれたICBM「火星14」型の2回目の試射の大成功は、チュチェの核強国、世界的なミサイル盟主国としてのわが共和国の自主的尊厳と威容を改めて世界に誇示した壮快な勝利となる。

 今回の試射を通じて、任意の地域と場所から任意の時刻にICBMを奇襲発射できる能力が誇示され、米本土全域が我々の射程圏内にあることがはっきりと立証された。

 我々が今回、あえてICBMの最大射程模擬試射をおこなったのは、最近分別を失ってわが共和国に反対する制裁・圧力騒動に狂奔し、つまらないラッパを吹いている米国に厳重な警告を送るためである。

 我々の成功裏のICBMの2回目の試射を注視したであろう米国の政策立案者は、わが国家にあえて手出しした日には米国という侵略国家も無事ではないであろうことを十分理解したであろう。

 わが国家を相手にした米国の生意気な戦争のラッパや極端な制裁の威嚇は、我々をさらに覚醒、発奮させ、核兵器保有の名分だけを与えている。

 米帝のけだものによってこの地で残酷な戦乱を経たわが人民にとって、国家防衛のための強力な戦争抑止力は必須不可欠の戦略的選択であり、何によっても変わらないし、何物にもかえがたい貴重な戦略資産である。

 半世紀をはるかに越える長久な歳月、血なまぐさい侵略戦争と極悪非道な敵視策動でわが人民に不幸と苦痛を強いてきた米国が、我々の再三の警告にもかかわらず、この地に再びおぞましい顔をさらして核のこん棒を振り回し、間の抜けたいたずらをするなら、我々がこれまで順々に見せた戦略核兵器で厳しくしつけるであろう。

 米国は、世界的な核強国、ミサイル強国としてそびえ立ったわが共和国の戦略的地位とわが軍隊と人民の敵撃滅の報復意志を直視し、我々を討とうとする愚かな妄想をやめなければならない。

 もし、米国がいまだに目を覚ませず、我々に反対する軍事的冒険と「超強度制裁」策動にしがみつくなら、我々は既に宣明したとおり、断固たる正義の行動でこたえるであろう。【朝鮮通信=東京】


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