「米国人朝鮮渡航禁止」は卑劣な人的交流制限
−2017年8月4日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国務省が米国公民の朝鮮への渡航禁止の決定を発表したことと関連して4日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 去る2日、米国務省は、米国公民のわが国に対する渡航を禁止する決定を発表した。

 わが共和国は、各国政府の対朝鮮政策と関係なく、世界のすべての国の人民のわが国訪問を含む多様な交流と往来を奨励している。

 世界で最も安定し、強固な国家社会制度を持つわが国には、外国人が身の危険を感じる原因自体がないし、これについてはわが国を訪問した多くの米国人を含む世界の人々が一様に認めている。

 我々は、米国内の不純勢力に唆されて反朝鮮敵対行為を働いた数人の米国公民には朝鮮の法にのっとって当然の罰を与えたし、自国の領内でこのような犯罪を犯した外国人をそのまま放置する国はこの世にない。

 犯罪者を法にのっとって治めるのは、主権国家の堂々たる権利の行使である。

 米政府が主権国家の合法的な権利の行使に言いがかりをつけて幼稚に渡航禁止措置劇を演じたのは、朝鮮の尊厳ある権威をそしり、米国公民が並進路線の旗印のもとに上昇の一途をたどるわが共和国の真の姿と自分らの対朝鮮敵視政策の失敗を直接見られないようにしようとする卑劣な人的交流制限策動であり、我々を敵とみなす米政府の視点の反映である。

 もはや、トランプ政権が目を覚まして対朝鮮敵視政策の放棄を決断すべき時である。

 我々は、善意の感情を持ってわが国を訪問し、我々の現実を直接見たがるすべての米国人に常に扉を開いている。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


inserted by FC2 system