SLBM試射は正当な自衛権行使
 朝鮮外務省代弁人
−2016年4月26日−

 朝鮮外務省のスポークスマンは、米国が我々のSLBMの試射に言いがかりをつけて反朝鮮圧力騒動を起こしていることに関連して26日、朝鮮中央通信の質問に次のように答えた。

 今回、我々の国防科学技術者が達成したSLBM試射の大成功は、チュチェ朝鮮の強力な核攻撃の別の手段をもたらした歴史的な出来事であって、米国の増大する核戦争の脅威から国と民族の自主権と生存権を守るための正当な自衛権の行使である。

 しかし、米国と追従勢力は、我々のSLBM試射が国連安全保障理事会の「決議」にたいする違反であり、地域および国際情勢を不安定にするという詭弁を並べている。

 そのうえ、米国はまたもや国連安保理を押し立てて、我々の弾道ミサイルに関する活動が「地域と世界の緊張を高める行為」になるだの「糾弾」するだの何のの報道声明をでっち上げるようにした。

 我々は、米国の悪辣な反朝鮮策動に便乗した国連安保理のすべての「決議」を断固全面排撃したし、核戦力を中枢とする自衛的な軍事力で朝鮮半島と地域の平和をかたく守っている。

 朝鮮半島の平和と安全は、戦略原子力潜水艦を含むすべての核攻撃手段を総動員して我々を狙った核戦争策動に狂奔している米国によって破壊されている。

 米国が対朝鮮敵視政策と核の威嚇に執拗にしがみついて緊張を極度に激化させているこんにち、我々が強力な核抑止力で力の均衡を保つことだけが朝鮮半島と地域で核戦争の勃発を防げる唯一の方途になる。

 にもかかわらず、SLBM試射をはじめとする我々の核戦力強化を地域および国際平和と安全にたいする脅威であるというのは完全に逆さまの論理であり、朝鮮半島で武力衝突と戦争の危険を増大させるだけである。

 米国が我々にたいする極端な敵視政策と核威嚇・恐喝策動に引き続きしがみつくほど、我々の核攻撃能力の絶え間ない飛躍的発展だけを見ることになるであろう。

 我々は、誰が何と言おうと、核には核で立ち向かうという朝鮮労働党の戦略的企図に従って核戦力強化の歩みをさらに速めていくであろう。【朝鮮中央通信=朝鮮通信】


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