我々は制裁に揺らがない
−2017年9月18日−

 朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省は18日、全文次のようなスポークスマン談話を発表した。

 最近、米国とその追従勢力は、我々の国家核戦力強化に国際平和と安全に対する「脅威」であると言いがかりをつけて、史上最悪の対朝鮮「制裁決議」第2375号をでっち上げたのに続き、「決議」の履行を云々する国連安全保障理事会の報道声明なるものをでっち上げた。

 いま、米国の対朝鮮制裁策動は、我々の対外経済関係はもちろん、人民生活に直結した物まで全面的に封鎖する無謀な段階に至った。

 これは、我々の体制と政権はもちろん、わが人民を物理的に完全に抹殺しようとする最も極悪非道で反人倫的な敵対行為である。

 問題は、米国が、我々に対する制裁、圧力が、いわゆる平和的解決のためのものであるという詭弁を流して世論をミスリードしていることである。

 相手の首を絞め、窒息させてその意志をくじき、自分の意思を押し付けるのが何の平和的・外交的解決であるのかということである。

 米国が一方では「軍事的選択」を排除しないと騒いで制裁は、すなわち、平和的解決であるという強弁を張っているのは事実上、国際社会が自分らが主導する制裁に合流しなければ朝鮮半島で核戦争を起こすという露骨な脅迫である。

 米国の下心は、朝鮮半島と地域で緊張激化と戦争勃発を願わない各国の反発をなだめ、どんな手を使ってでも、これらの国を対朝鮮制裁・圧力に引き入れようということである。

 米国が我々に対する制裁・圧力策動を正当化しようと鉄面皮で陰険に振る舞っているが、誰もだませない。

 半世紀以上にわたる制裁のなかでも、名実共に核強国の地位を堂々と占めて経済強国の建設で飛躍的な発展を遂げている我々が、制裁の類いに揺らぐと思うのは愚か極まりない妄想である。

 米国とその追従勢力が、対朝鮮制裁・圧力策動にしがみつくほど、国家核戦力完成の終着点へ疾走する我々の速度はさらに増すであろう。

 米国の対朝鮮制裁に便乗している国々は、朝米間に実際の力の均衡が成された時に何を言うのかでもあらかじめ考えておく方が良かろう。【朝鮮通信=東京】


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