ことしの国家予算を徹底的に執行しよう
−2007年４月14日「民主朝鮮」紙社説−
朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会および内閣機関紙「民主朝鮮」は19日、「ことしの国家予算を徹底的に執行しよう」と題した社説を掲載した。その全文は次のとおり。
最高人民会議第11期第５回会議では、昨年の国家予算執行状況が総括され、ことしの国家予算について討議された。
会議で総括されたように、社会主義強盛大国の黎明が明けてきた昨年、我が人民は朝鮮労働党の先軍革命指導を高く掲げ、総進軍を力強く繰り広げることで、国家予算執行のための事業で成果を収めた。
昨年の国家予算執行で収めた成果は、朝鮮労働党の財政政策の正当性と指導の賢明さに対する力強い誇示となる。
昨年の国家予算執行を通じて、我々の国家予算は、人民が稼いだ金を社会主義祖国の富強繁栄と人民の福利増進のために利用する最も革命的かつ人民的な予算であるということを実証した。
我々は、昨年の国家予算執行で収めた成果に基づき、ことしの国家予算を徹底的に執行することによって、めでたいことしを偉大な領袖金日成同志の富強祖国建設構想がいっそう開花する年、誇らしい勝利の年に輝かさなければならない。
偉大な指導者金正日同志は次のように指摘している。
「国家予算の機能と役割を強化し、その優位性を高く発揮させるためには、国家予算を正しく編成し、正確に執行しなければなりません」
国家予算は、国の全般的な暮らしを規定する国家の基本財政計画である。
国家予算をどのように編成して執行するかによって、全般的な国の暮らしが左右される。国家予算をしっかり編成して正確に執行すれば、すべての単位で暮らしをきちんと行って国の暮らしが良くなるようになる。
ことしは、先軍朝鮮の新たな繁栄の年代記が開かれる偉大な変革の年である。
ことし、我々の前には先軍革命の民族史的な勝利と成果に基づいて祖国繁栄の全面的開花期を開いていく現実的要求に即し、人民生活を一日も早く向上させて人民経済を飛躍的に発展させ、国防力を引き続き強化していくべき課題が課せられている。ことしの国家予算は、社会主義経済建設と人民生活向上、国防力強化に必要な資金需要を円滑に保障できるよう現実的かつ動員的に編成された。ことしの国家予算を成功裏に執行することに、勝利の信念を抱いて先軍朝鮮の一大全盛期を切り開いていける確固たる保証の一つがある。
すべての部門、すべての単位の活動家と勤労者は、高い責任感と崇高な公民的自覚を持って、ことしの国家予算を徹底的に執行するたたかいを力強く繰り広げるべきである。
ことしの国家予算を徹底的に執行するうえで何よりも重要なことは、すべての活動家と勤労者が固い思想的覚悟を持って奮発することである。
我が国の国家予算は、勤労人民大衆の自主的かつ創造的な生活を財政的に保障する人民的予算であり、社会主義自立的民族経済に依拠している自主的で強固な予算である。
すべての活動家と勤労者は、国家予算を正確に執行することがすなわち、自分自身のためであり、祖国の富強繁栄と社会主義強盛大国建設偉業を成し遂げるための誇らしく崇高な愛国事業になるという正しい観点を持って革命的熱情を発揮し、決死貫徹するという確固たる意志で胸を燃やさなければならない。
国家予算を執行し、国家財政を管理するうえで絶対性、無条件性の革命的気風を高く発揮しなければならない。国家予算は国家の法であるので、だれも勝手に直したり、反することはできず、執行する義務しかない。すべての部門、すべての単位では、国家予算納付義務を違えることなく遂行し、予算資金を予算項目に規定されたとおりに効果的に利用しなければならない。
ことしの国家予算を徹底的に執行するうえで重要なことはまた、すべての部門、すべての単位の経済指導幹部が高い責任感を持って経済組織事業をしっかり行うことである。
国家予算を正確に執行することは、経済指導幹部に課せられた責任的かつ栄えある課題である。我々のすべての経済指導幹部は、経済強国建設のハンドルを握った指揮メンバーらしく朝鮮労働党の路線と政策に基づいて現実発展の要求に即して経済組織事業と指揮を革新的に覇気を持って行うことで、自身の単位に下された国家予算納付計画を月別、四半期別に違えることなく遂行する気風を樹立しなければならない。
すべての経営活動において自身の単位の利益を国家的利益に服従させる原則をしっかり堅持しなければならず、国家予算で支出される金がすべて貴重な人民の財産であることを銘記し、科学的な経済的・技術的見積もりに基づいて経済組織事業を行うことで、予算資金の経済的効果を高め、実利を徹底して保障しなければならない。経済事業で社会主義原則を固守し、我々の力と技術、資源に依拠して生産を正常化し、経済的テコを正しく活用することに深い関心を払うべきである。
特に、国家予算歳入の多くを担当している軽工業部門の工場、企業所で一般消耗品生産をふやし、人民生活を高めながらもさらに多くの金を稼いで国家に納付しなければならない。
科学技術は、生産成長の力強い推進力である。人民経済のすべての部門、すべての単位では、朝鮮労働党の科学技術重視路線を掌握し、最新科学技術に基づいた現代化を力強く推し進めるべきである。生産と科学技術を密着させて大衆的技術革新運動を力強く繰り広げ、現実発展の要求に即して生産を絶え間なくふやさなければならない。
増産して節約することは、社会主義国家予算の人民的性格に即して収入源泉をふやすための基本方途の一つである。人民経済のすべての部門の工場、企業所では、内部の予備を最大限に動員し、既に築かれた経済土台を効果的に利用して生産を高い水準で正常化し、生産物の原価を下げて収益性を高めなければならない。
地方予算制は、国家の中央集権的指導をしっかり保障しながら地方の責任性と自発性を高め、地方の暮らしと国の全般的な暮らしをしっかり整えるようにする新たな形態の朝鮮式社会主義予算制度である。道、市、郡では地方のあらゆる予備を積極的に動員して地方の暮らしをきれいに整え、地方予算制模範郡称号獲得運動を力強く繰り広げ、その隊列を絶えずふやすことで、朝鮮労働党の地方予算制方針の正当性と生活力をいっそう高く発揮しなければならない。
ことしの国家予算を徹底的に執行するうえで、財政銀行の活動家が担った役割は非常に重要である。
財政銀行部門の活動家は、国の暮らしの主婦という高い自覚を持って財政の唯一管理制原則を徹底して具現し、人民が稼いだ国家予算資金を極力節約するための事業を行いながら、人民的施策資金を責任をもって保障し、人民がその恩恵に実際に浴するようにしなければならない。
機関、企業所で党が示した日別生産および財政総括を実質的に行うよう財政総括と財政統制の度合いを高めなければならない。中央と道、市、郡に築かれた予算執行監督所の機能と役割を高め、国家予算執行に対する監督・統制をさらに強化しなければならない。
ことし、我々に課せられた課題は困難かつ膨大であるが、偉大な先軍政治があり、革命の首脳部のまわりに一心団結した千万軍民と自立的財政土台がある限り、勝利は確定的である。
すべての活動家と勤労者は、朝鮮式社会主義の優位性に対する確信を持ち、社会主義祖国の隆盛繁栄のためのことしの総進軍で誇らしい勝利を収めることによって、ことしの国家予算を徹底的に執行することに積極的に貢献しなければならない。
2007.4.19−朝鮮通信＝東京
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