北南政党が、安重根烈士犠牲100年で共同声明
−2010年3月26日−


 朝鮮中央通信によると、安重根烈士が犠牲となってから100年になることで朝鮮社会民主党と南朝鮮の民主労働党が26日、次のような共同声明を発表した。


 3月26日は、日帝によって安重根烈士が犠牲となってから100年になる日である。

 この日を迎える全同胞は今、我が民族の反日運動史に特筆すべき安重根烈士の愛国的壮挙について改めて顧みながら、過去に日帝が、我が民族に犯した血生臭い罪悪の歴史にたいする込み上げる憤激にあふれている。

 安重根烈士が犠牲となってから100年の歳月が流れ、日帝が敗北してから65年になったが、こんにちも日本は過去の犯罪を清算するかわりに変わることなく軍国主義の野望に浮かされて軍事大国化の道へひた走っており、歴史歪曲と独島(日本名・竹島)強奪企図、在日同胞にたいする弾圧と差別をいっそう強化するなど、我が民族の前に罪悪を上積みしているだけである。

 安重根烈士が犠牲となってから100年に際して朝鮮社会民主党と南朝鮮の民主労働党は、安重根烈士をはじめ、反日愛国烈士と7千万全民族の名で次のように声明する。

 1.我々は、日本が朝鮮にたいする植民地統治期間、我が民族に犯した前代未聞の罪悪について明白に謝罪し、徹底的に賠償することを強く促す。

 日本は去る40余年間、我が民族にたいして銃剣による最も残忍な植民地暴圧統治で100余万人の罪のない人民を野蛮に虐殺し、20万人の朝鮮女性を性奴隷にし、840万人余りの朝鮮の青壮年を戦場と死の労役場に駆り出し、多くの文化財と資源を破壊、略奪した特大型の犯罪行為にたいし、こんにちまでも明白な謝罪と賠償をしていない。これは、日本の政治的・道徳的卑劣さと破廉恥さを示している。日本が真に我が民族の百年来の敵になることを望まないのなら、今からでもそれにたいしてしっかりと謝罪し、徹底的に賠償すべきであろう。

 2.我々は、日本が執拗に追求している軍事大国化と歴史歪曲策動、独島「領有権」の主張と在日同胞に対する蔑視政策を我が民族の自主権にたいする乱暴な侵害であると認め、これを断固糾弾する。

 日を追って露骨になっている日本の軍事大国化と歴史歪曲、独島強奪の企図と在日同胞にたいする弾圧と差別政策は、我が国に対する愚かな侵略野望をあらわにしたものであり、時代感覚が全くない愚かな行為である。日本はこんにちの朝鮮民族を直視し、時代錯誤で排外主義的な犯罪行為を直ちに中止すべきであろう。

 3.我々は、外部勢力と結託して同族を敵視し、民族の和解と団結を阻害するあらゆる形態の事大売国行為を絶対に許さないであろう。

 事大と外部勢力依存が亡国の道、恥辱の道であることは、これまでの朝鮮民族史が示した血の教訓である。国と民族の運命はお構いなしに、外部勢力に屈従して同族を敵視し、民族の和合と統一を阻害する行為は、決して歴史の厳しい審判を免れないであろう。

 ことし2010年は、日帝が亡国的な「乙巳五条約」と「韓日合併条約」(日韓併合条約)を強圧的に捏造した時から105年、100年になる年であり、罪のない朝鮮人民を大量に虐殺した「庚申年大討伐」(間島大討伐)と「浮島丸」爆沈事件から90年、65年になる年であり、我々の民族性を永遠に抹殺するための「創氏改名」を強要した時から70年になる年である。

 朝鮮社会民主党と南朝鮮の民主労働党は、「反日共同闘争の年」であることし、北と南、海外の全同胞が、我が民族にたいする日本の100年の犯罪史を暴露、断罪し、謝罪と賠償を受け取るための民族挙げての連帯闘争に積極的に立ち上がるものとの期待を表明する。

2010.3.26 朝鮮中央通信−朝鮮通信=東京


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